収入の複線化を目指す鉄道員のブログ

現役鉄道員がセミリタイアを目指して収入の複線化を頑張ります。鉄分は薄め。

【映画感想】ハードコア

個人的評価:★★★★★★★★☆☆
      FPS視点で描かれる殺戮ギャグ超能力バトル!! 


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一人称視点と巧みな設定による没入感

本作は、ほぼ全てのシーンが一人称視点で描かれます。
主人公の体が基本的に両手しか映らず、武器を手にひたすら敵を殺戮していく内容なので、
まんま実写版FPSの世界です。
ちなみにこの一人称映像はGoProで撮影したものらしいです。
GoProでここまでの作品ができるとはすごい時代だ。。

面白いのが、主人公はサイボーグ手術を受けているという設定。

というのも、とにかく本作の主人公「ヘンリー」はノンストップで駆け回り飛び回り、
尋常じゃない数の敵の襲撃を受けながらも次々と退けていくという、化け物じみた運動能力と
タフネスを発揮するのですが、サイボーグという設定があるため矛盾を生じさせていません。

また、声帯機能をつける前という設定もあるため、劇中ヘンリーは一言も発しません。
意思表示は、首を縦か横に振ってYES/NOを表すだけ。
しかも冒頭では記憶を失っているという設定なので、観客とヘンリーは同じように
何もわからない状態からスタートし、謎の敵襲から逃れながら、道すがら出会う人々に促されるまま
前に突き進んで謎を解いていく、という構成になっているのです。

そして、以上の仕掛けによる本作の没入感はかなりのもの。
VR型アトラクションを体験しているような気分です。

hardcorehenry


ただ、一人称視点+過激アクションということで、画面が激しく揺れます。
私は大丈夫でしたが、苦手な人はすぐに酔ってしまうかもしれませんので、
そこだけ注意が必要ですね。

とにかく人がテンポよく死にまくる!

本作のウリのひとつともいえるのが、大量殺戮描写。
ヘンリーの行く先々で、本当に笑えるぐらい大量の敵が襲ってきてはFPSの雑魚敵よろしく
瞬殺されていきます笑

また、バトル中はハードロック系のアップテンポな曲に乗せながら次々と場面をきりかえ、
場所を移動しながら敵を殺していくので、一部を除きグロ表現もそこまで目を引きません。

個人的にもっとも好きなのは、ラストのバトルでQUEEN流れるシーン。
アドレナリンを大量摂取して「もうお前らまとめて地獄行きだゴルァ!!」とばかりに
吹っ切れたヘンリーのはっちゃけぶりは何度でも観たくなる名シーンですね!

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クオリティの高いバトルの数々

前記のとおり、本作のバトルはテンポよく人が出てきては死んでいくのですが、
バラエティ豊かで決して飽きが来ない作りになっています。

具体的になにがバラエティ豊かかというと・・・
・戦うシチュエーション
 →研究所、高速道路、駅、市街地、ストリップバー、森林、平原、廃墟、高層ビル…
・襲ってくる敵
 →チンピラ、警官、特殊部隊、戦車、火炎放射器男、白服軍団、サイキッカー
・敵の殺し方
 →拳でボコボコ、銃殺、ナイフめった刺し、手榴弾で爆殺、紅葉おろし、機関銃で粉々…
  (特にラスト2つの殺し方は、爆笑するわスカッとするわで最高です!)

という感じ。
イリヤ・ナイシュラー監督の執念を感じます笑

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ちなみにこの監督、ハードロックバンドもやっているそうで、そのバンドのPVとして
同じく一人称視点の映像作品を作成しています。
前から相当イカれてたようですね笑









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