収入の複線化を目指す鉄道員のブログ

現役鉄道員がセミリタイアを目指して収入の複線化を頑張ります。鉄分は薄め。

高収入なのにお金持ちになれない人達

人よりお金を稼いでるのに、いつもお金がないという人がいます。
それも物欲が強く高級ブランドを買い漁ったり、ギャンブルにハマっているわけでもないのに。

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このような人は、知らず知らずのうちにお金を浪費してしまっている可能性が高いです。

資産を増やす方法は、大別すると次の3通りしかありません。
  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる
この3つの方法をうまく組み合わせれば、それだけ加速度的に資産は増えるし、
逆に1つに一生懸命取り組んでいても、他で逆方向の行動をしていれば資産は増えません。

つまり、収入が多いことはお金持ちになるひとつの要素ではあるものの、それが全てではない、
ということです。

高収入な人は支出も多い

一般的な感覚としては、収入が多ければ多いほど、お金持ちというイメージだと思います。
勿論、ある程度の相関関係はあるでしょう。
年収200万円の人と年収数千万円の人では、後者の方がお金持ちになりやすい環境にあることは
間違いありません。

しかし、実際にお金持ちになるためには収入の多寡だけでなく、
支出のコントロールと資産運用の効率性にも気を配る必要がある
ということです。

私の周囲には、30代にして1000万以上の収入を得ている知人がいますが、
資産形成という点に焦点をあてると、意外なほどお金を手元に残せていないことが多く、
人によっては数百万円単位の借金をしているケースもあるほど。

理由は単純で、彼らが支出のコントロールをあまり意識していないからです。

人並以上に稼ぐ彼らは、生活も他人よりワンランク上を志向する傾向があります。
衣服、鞄、靴、時計、住居、家具、家電、車、食事、レジャー等々、
自分を取り囲むあらゆるものの水準を収入の伸びとともに少しずつ上げているのです。

あらゆるもの、というのがポイントです。
例えば毎日飲むコーヒー。
彼らはルノワールスターバックスといったやや高めの価格帯の店を常用します。
これらの店でコーヒーを買えば一杯5~600円で、毎日飲めば月に15000~18000円、
年間では18~21万円以上にもなります。
これをインスタントコーヒーやコンビニコーヒーに切り替えるだけでも
大分違ってくるでしょう。

自分の生活をワンランク上に設定する理由としては、もちろん意図的にそうしている
人もいるし、いつの間にかそうなってしまっているという人もいます。
後者にありがちなのが、普段付き合う人々が自分と同水準の高所得者であり、
彼らの行動習慣や金銭感覚に染まっているケース。

人間は社会的動物です。
所属する集団の中での共通認識が自分の価値観にも大いに影響を与えることがあります。

例えば周囲が一流ブランドのオーダースーツでビシッと決めている中、
自分だけ量販店の安売りスーツを着ていくのは勇気がいりますし、
高級クラブで飲もうと誘われて、居酒屋チェーンにしましょうと言うのも
勇気がいることです。

最初は抵抗感がある人でも、その集団と共にする時間が長くなるにつれ、
次第にワンランク上の生活が自分の中での新しい基準になっていく
のです。

また、仕事のストレスを浪費の形で発散しているというケースもあります。
並外れて高収入の仕事は、得てして過酷で責任も大きく、それに見合うだけの
能力とタフさ、バイタリティがなければ勤まらないでしょう。
本当に尊敬すべき方々です。
私には彼らの真似は到底できません。

一方でそうした過酷な労働環境は、彼らに少なからずストレスを与えています。
そのストレスで抑圧されたエネルギーを発散するために、高額なブランド品を
買い漁ったり、車を衝動買いしたり、豪遊したりするわけですね。

支出のコントロールを意識しよう

いくら高収入でも、主体的に支出をコントロールするという意識を持たない人は、
その基準に従ってずるずるとお金を放出し続け、
よくわからないけどお金が手元に残らない、という事態に陥ってしまいます。

自分の収入レベルならこのレベルの〇〇を持っていないと恥ずかしいという
無意識の「見栄」が、不要の浪費を招いてしまうのです。

ここで断っておきたいのは、別に見栄を張ってお金を使うことが悪いと言いたい
わけではありません。
派手に稼いで派手に使うというスタイルもまた大いにアリです。
お金は使うためにあるのですから。
また、営業マンなど職種上の必要に迫られての出費というケースもあるでしょう。

私がお伝えしたいのは、もしまとまった資産を作りたいのであれば、
お金の使い方にも気を配る必要があるということです。

収入を上回る支出を続けていては家計は赤字になります。

年収の高い低いは関係ありません。

逆に言えば、支出のコントロールがうまくできる人は、収入がそれほど多くなくても
計画的にお金を手元に残し、結果的に大きな資産を作ることができるのです。

支出のコントロールは、最初に挙げた3つの方法の中では最も手っ取り早く着手できるうえに、
すぐに効果が実感できるのでモチベーションが上がりやすいです。

資産形成に興味があれば、その第一歩として取り組んでみてはいかがでしょうか。





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