収入の複線化を目指す鉄道員のブログ

現役鉄道員がセミリタイアを目指して収入の複線化を頑張ります。鉄分は薄め。

「自分の子供がニートになる覚悟」はありますか?

ニート高齢化が社会問題化しています。
中高年ニート・ひきこもり増加が社会問題化…3割が7年以上で長期化傾向、家族の負担深刻

一旦ニートになってしまうと社会復帰が難しく、学生時代からずるずると
 30代、40代を迎えてしまうケースが多いそうです。

こういう記事を目にした世の大多数の親御さん達はきっと、「大変だなぁ」とは
思っても、同時に「我が家は大丈夫だろう」と思うのではないでしょうか。

でも本当にそうでしょうか。
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どうしてニートが生まれてしまうのか。

受験や就職での挫折、親や学校の教育の問題、健康面での問題、家族の介護で仕事を
やめざるを得なかった等々、本当にさまざまな要因があると思います。

現在の日本では、一度レールを外してしまうと、復帰が非常に困難なシステムに
なっています。
現時点では問題なくても、ふとしたきっかけで自分の子供がニートになってしまう可能性は
充分あります。

また、そもそもの本人の資質として、働くことに向いていない人もいます。
厳密には、日本社会で働くことに向いていない人。
素晴らしい能力や優れた頭脳を持っている一方で、他人とまるで協働できないという人種がいます。
こういう人達は、その特性をいち早く見抜いて適材適所に導いてあげられる大人が周囲に
いれば良いのですが、そうではない場合はかなり厳しい状況に追いやられがちです。

私は個人的には、子供を作るのであれば自分の子供がニートになることを覚悟すべき
考えています。
そして万が一ニートになってしまうのであれば、その子の生活を全力で支援する責任が
あると考えています。
それこそ、自分が死ぬまで。

そもそもの話として、子供は自分の親を選べないし、生まれるかどうかも選べません。
ゲームみたいに「○○という地域の▲▲家の子供として生まれますか? YES/NO」みたいな
選択肢は与えられないのです。
自分の自由意志が全く介在しない世界で、両親の「子を成したい」という意思のみによって
誕生するわけです。

これって、誤解を恐れずにいえば完全に親のエゴなわけですよ。

ドラマの親子喧嘩で子供が言う「産んでほしいなんて頼んだ覚えはない!」という
台詞は、ある意味真理ですし、これに対するロジカルな反論も聞いたことがありません。
せいぜい親が「出て行け!」と言って終わりです。

何がいいたいかというと、そもそも親の都合で勝手に生んだのだから、
親は自分のあらゆるものを犠牲にしてでも子供の望みを叶え、生活を守ってあげる義務がある、
ということです。
だから極端な話、子供が働きたくない、と言うのであれば、それを受け入れて
彼らが働かなくても済むようにできる限りの支援をしてあげるべき
なのです。

逆にいえば、その覚悟がないのであれば、子供なんて作るべきではない。
人間一人をこの世に誕生させるということは、それだけ重たいことだ思うのです。

冒頭のような記事や、ニュースなどのニート特集を目にすると、
大抵年老いた両親が「なんでこんなことになったのか」と被害者のように
涙ぐんだり、怒りを露わにする場面がありますが、全く理解不能です。
そうなるリスクを承知のうえで、それでも子供を作る決断をしたのはあなた方でしょうよ、と。
 
まぁ、こんなこと考えるような人間ばかりだと誰も子供なんて作らなくなるから
もっと大きな社会問題になってしまうでしょうけどね笑 





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